2011年8月アーカイブ

仙台を訪ねて

日本滞在中にいろいろな方のつながりを通して
塩釜聖書バプテスト教会に所属していらっしゃる大友恒雄さんご家族を訪ねることができました。
大友さん宅は仙台市若林区。
3月11日の地震と津波で壊滅的な被害を受けた地域でした。

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遠くに見える松林の向こうが海。
もともと空き地だったわけではなくて
すべて流されて何もなくなってしまって
海まで見通しがよい空き地のようになってしまった場所です。
私が訪ねた間もなく震災から半年を迎える頃には
雑草が生い茂るようになっていました。

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大友さん宅1階のリビングから見る景色。
松林の向こうからきた津波の勢いはこの窓を突き破り、1階にあったすべてのものを
流していったそうです。
このリビングでは教会、教派を越えて彼らが行っているミニストリー「家の教会」が主催して
コンサートが開かれたり、日々たくさんの人たちが集っていた場所でした。
コンサートに用いられていたこのリビングにあったピアノも流されたまま出てきていないそうです。

この日は夜の祈り会に参加しお話しを聞き共に祈りました。

次の日は七ヶ浜汐見台の海側まで行きました。

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右側の防波堤を越えればすぐ海、というところに家が建てられていた
という事実にも驚きますが
もはや家の基礎しかなく、それさえも歪み移動している状態に津波の勢いを想像させます。

そしてさらに東松島の方まで回りました。

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この写真のような景色、また海沿いにあった老人ホームの近くまで行きましたが
仙台の中心地と違いまだ瓦礫が残っている場所も多く、
目の前に広がる景色について私は表現する言葉を持っていませんでした。

突然の訪問者を快く迎えてくださった大友さんご夫妻は、御自身たちも被災者であるのに
車を走らせご自宅を見せてくださり、まだ瓦礫の撤去が進んでいない場所を
一緒に回ってくださいました。

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塩釜聖書バプテスト教会の前で

ご自宅のある場所は国より危険区域に指定されてしまったため
津波により浸水したところは1階部分だけで、修復すれば住める状態であるのにもかかわらず
家を取り壊しその場所から離れなくてはならないそうです。

2年後には国から仮設住宅扱いとして与えられているアパートからは
出なくてはならないという現実の中、
日々主に頼り、祈られているご夫婦とご家族の方々の信仰に
私自身本当に励まされました。

私もヨーロッパから祈りによって支援していきたいと思います。
この被災地訪問でたくさんの方々と出会いました。
この出会いを神様に感謝します。






新宿シャローム教会

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日本に着いて最初の日曜日は
母教会の新宿シャローム教会で礼拝をささげました。
ああ。帰ってきた。
みんなと一緒に神様に賛美をささげる時に思います。
ここが私のHomeです。
私はここで生まれて育ちました。

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ハレルヤーーーー!!!!
すばらしい主をほめたたえます。
喜びの賛美。
ひとりひとりの顔を見よ!

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礼拝の中でごあいさつと報告をさせていただきました。

シャロームに来るのは一年ぶりのはずなのにすぐに馴染んでしまって
先週もいたような気がするしこれからもずっといるような気がしてしまいます。

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そしてこうしてみなさんから祈っていただきました。
本当に本当に感謝です。

たくさんの励ましを受け、神様からの力を受けました。

礼拝が終わってしまうのが残念なほど
ずっとずっと賛美し礼拝し続けたいと思った最初の日曜日でした。